バランサーで性能試験【精密機器の凄さを徹底解明】

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試験片を引っ張る

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引張試験はなにをするのか

引張試験という物を聞いたことはありますか。多くの人はないと思います。しかし、工学部の大学生や工業高校の学生だった人なら、「ああ、あれか。」と思うほど、有名な試験です。ここでは実際どういう事をやっているのかを説明していきます。引張試験は文字通り、試験片を引っ張りその耐久性を調べるものです。主に合金などの耐久性を調べ、その結果から使用用途を考えていくことになります。引張試験によって素材の耐久性を知る事によって、企業は安全なものをつくることができます。ただ引っ張るだけなら簡単だと思う方もいるでしょう。これが意外と難しいのです。一軸方向の引張試験が基本ですが、実際の建物には、縦、横、斜めなど様々な方向に力がかかっています。これを再現する事でより正確なデータを取ることができます。しかしながらそれを再現する機械を作るのは、とても難しいことなのです。

私たちの生活の安全性

前の段落でも述べたことですが、引張方向が一軸、二軸と増えるにしたがって、引張試験の装置を作るのが難しくなっていきます。現在、3軸方向の試験装置までありますが、その数は世界で片手で収まるぐらいしかありません。この装置作りはそれだけ難しいのです。2軸でいんじゃないの、と思うかも知れません。しかし、この引張試験は現実に起こりゆる状況に近づけることが重要なのです。例えば、ある橋はあと10年はメンテナンスしなくていいと仕様上はなっていたとします。しかしその橋はたった5年で壊れてしまうことがあります。これはまさに引張試験の重要性を問うものです。設計はちゃんとしていたはずです。ですが実際に作ってみると設計通りにはいきません。縦方向に強くても、横、斜めと力を加えると弱い、なんてことはよくあります。こういったことがあるため引張試験の進歩は私たちの安全を守るために重要なのです。